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バーンロムサイからの便り

vol.33 ふたたびミャンマーへ2010/11/10

 2005年、隣国ミャンマーに住む友人とヤンゴンで約30年振りに再会しました。それから5年、先月、今度はその友人がミャンマーで行っているプロジェクトの件と、少数民族の布を探しに、名取美穂と一緒に再度行く事になったのです。

 

 現在、チェンマイ←→ヤンゴン はエアバガンという飛行機が飛んでいて、なんと片道45分!近い!!アライバルビザが復活すればバンコクより気軽に行ける距離です。5年前はかなり地味な空港だったのですが、見違えるように立派な国際空港になっていて、総選挙前でかなり厳しいと聞いていた入国審査もなんなく通過。西洋人に加え、中国、韓国、タイからも沢山の観光客が来ていました。

 

thai33-01.jpg 私たちの日程はシャン州のインレー湖に3泊、ヤンゴンに4泊で、早速到着翌日から国内線に乗って1時間半、インレー湖へと向かいました。

 

 インレー湖はシャン高原にある南北22キロ、東西12キロの湖で、水草が浮島を作り、そこに家を建て村を作り生活しています。

インダー族が主で、他に山の方の自治区で生活しているヤオ族、パダウン族(首長族)もいます。子どもたちは学校へ船を漕いで通学。

 

 

浮島の間を移動してゆくと、水上にお寺があったり、織りの村があったり、酒作りの村があったり、食堂があったり、普通の家があったり・・・。すれ違う船は独特の片足で櫓を操る漕ぎ方で、ロンジーやフィッシャーマンパンツ(タイパンツ)をはいた男性が行き来しています。足で漕げば両手があいて、漁にはとても便利とのこと。水上栽培も盛んな、自然豊かで、とっても気持ちの良い所です。

 

 

 

thai33-03.jpg 以前行った時は、とにかくお米とお野菜がとても美味しかったという食べ物の記憶だけが鮮明に残っていたのでした。

シャン米は日本米に近く、美味しいお米として有名です。それも楽しみにしつつ、今回は蓮の繊維で織った布やその他何かこの地域の人たちと「もの作り」を一緒にやり、さらにそれが小さな支援に繋がればという思いがあったのですが、蓮の繊維で織った布はとても高い価格になっていて、またオーダーもたくさん入っているよう。

湖上での生活を見ていると、支援の必要はない「豊か」な暮らしなのです。もちろん現金収入の少ない家庭、貧しい家庭はたくさんあるとは思いますが、食べるものに困ることなく、明るくなれば働き、暗くなれば寝る、死ぬまで無理なく楽しく仕事をしている彼らの表情はとても活き活きとしていて、お金では決して買えない豊かさを、逆に羨ましく思いながら、過ごしていました。

 

 

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 インレー湖周辺では、5日に一度、順に市がたちます。今回インレー湖滞在中に3回市場に行くことが出来ました。 

 

 市場は何処の国へ行っても(もちろん日本でも)興奮します。空港からインレー湖に向う途中でまず最初の市場へ。早速入口の所にあるカラフルな籠やさんに美穂さんと釘付けに。「最後に寄りましょう」とガイドさんに言われ、興奮状態から我に帰る私たち。そう、友人がミンミントンさんという日本語がとても上手いガイドさんを付けてくれました。

インレー湖が一番好きな場所だという彼が居てくれたおかげで、どれだけ色々な事を知り、美味しいものに出会えたことか・・。移動のことも考えると、インレー湖はガイドさん無しではかなり厳しい場所です。

 

 

thai33-05.jpg 市場の話しに戻ります。
食材、野菜、衣類や日用品、山の上の方から朝早く降りてきて商売をしたり、買物に来たり、彼らにとっては5日に一度の大切な市場の日。大人も子どももとても楽しそうです。

私たちがはまったのは、レンズ豆のお豆腐。それを揚げて食べるのですが、美味・・。

 

 

 

 

 そしてミャンマーの、特に子どもや女性が顔に塗っている白いものは、TANAKAといいます。木の幹(ミカンの一種)を天然石の臼ですりおろしたものは、ミャンマーの人たちが日常に使っているオシロイです。子どもたちは日焼け止めに、女性はお化粧品として。スーッとした清涼感もあり、なにせ100%自然のものなので、お肌にも安心。子どもから大人まで、女性は皆顔が白い、それがミャンマーのたしなみなのです。
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thai33-09.jpg 最初に私たちが釘付けになった籠やさんの籠。それは殆どの人が買物の時に使う籠でした。早速鎌倉ショップ用に購入!現在店頭に並んでいます。

 

 

 

 

 

 

 最初にも書きましたが、インレー湖は織り物も有名です。特に蓮の繊維を紡いだ糸で織った布は、使えば使うほど柔らかくなります。おばあさんが巧の技で繊維を取り出すところを見せてくれました。そこは水上の織りの村。たくさんの女性たちが布を織って生活しています。 

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thai33-14.jpg シャン州の食事はお野菜がたっぷりで味付けも丁度良く、湖で獲れた魚は予想以上の美味しさで、わざとネチネチとさせて発酵した魚を混ぜたシャン米のご飯と良くあいます。麺類も豊富で、ミャンマー料理というとちょっと油っぽいものが多い印象がありますが、このシャン料理はさっぱりしたものが多いのです。


 

 

 

 別の日に行った水上市場では、揚げ餃子と、5年前に食べてから忘れられない味となった「蓮の葉で蒸した味の付いた赤米飯」を食べました。こんな市場が家の近くにあったら・・と新鮮で小粒なジャガイモに後ろ髪をひかれながら、また来ようと心に決め、市場を後にしました。

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thai33-19.jpg ヤンゴンに戻ると、「やはりインレー湖のような田舎がいい」とチェンマイの田舎暮らしに慣れてしまった体には、どうも人の多い都市は辛いです。人が多くても大丈夫な所は、やはり市場!ということで、ヤンゴンで楽しいのは「ボーチョーアウンサン・マーケット」。少し観光化されつつありますが、それでも友人の案内で市場の上にあがると、チン族の古布を扱っている秘密の?お店がありました。ミャンマーにはビルマ族の他に、シャン、カレン、モン、カチン、チン、リス、ワ、ヤオ、アカ、ナーガ、パダウン、インダーなどなどたくさんの少数民族が各地に住んでいるのです。ちなみに今回購入したチン族の古布はもうすでにバーンロムサイの衣類の一部になって縫製場にあります。


 

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 また食べ物の話しになりますが、一度は食べたいのがモヒンガーという麺料理。これはタイ料理でいえば、カノムヂーンのようなもので、細い米麺に魚ベースの濃厚なスープをかけて食べるもの。何処でも食べられる庶民の味。美味です。あとはお茶の葉サラダはお薦めです。

 


 

 

 

 ミャンマーという国は、いまだ決して安定した国ではありませんが、でも私たちが出会ったミャンマーの人たちは誰もが心優しく、勤勉で、敬虔な仏教徒で、1週間の滞在中とても気持ち良く過ごすことが出来ました。友人のやっているプロジェクト(ミャンマー教育支援機構 MESO)とも、バーンロムサイはこの先一緒にやってゆくことが色々ありそうです。だって、お隣でこんなに近いのですから。

 

 まだまだ奥の深いミャンマー(ビルマ)という国。次回は遺跡の街バガンに是非行ってみたいと思っています。これを読んでくださった方も、「なんとなく治安が悪くて怖い」と思っていらっしゃるかもしれませんが、治安はかなり良いですし、前述したようにミャンマーの人々はとても心優しい人たちです。チェンマイとこれだけ近いのですから、バーンロムサイゲストハウスに宿泊(チェンマイ)→ヤンゴン(ミャンマー国内)→バンコク→帰途・・、なんていうのも楽しい旅になりそうですね。是非ご検討ください! 


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2010/11
バーンロムサイ スタッフ 麻生 賀津子
 

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