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バーンロムサイからの便り

vol.25 夏休み真最中!2010/04/14

 チェンマイは一年で一番暑い4月に入り、さらに猛暑が続いています。平気で40℃になり夕方になっても36℃という状態。今年は例年より暑いです!!オフィスには冷房はもちろん無く、扇風機はただ熱風をかき回すだけ。

チェンマイは盆地なので日中はバンコクよりも気温が高いこともしばしば。4月13日~15日はタイのお正月ソンクラーン(水掛け祭り)があり、例年だとこの後から徐々に待望の雨季がやって来て、果物も美味しくなり、煙害もなくなり、緑が美しい季節になります。

 

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 タイにたくさん居る日本人のロングステイヤーの方々も、この暑い時期は日本の気持ち良い「春」を満喫するために続々と帰国する方が多いとか。逆に欧米人がこの暑さを求めてやって来るのか、最近は街中に西洋人の姿が目立つようになりました。
 
 ここバーンロムサイもこの暑さと共に子どもたちが約2ヶ月の長い夏休みに入っています。今回の夏休み、ホームの子どもたちはこのナンプレー村の子どもたちと一緒に過ごすことが多くなります。以前はバーンロムサイに行ったと言うと、家に帰ってから親に怒られたというくらい、村の中で「バーンロムサイ=エイズの施設」ということで、差別や偏見の対象となっていました。2000年、一度入学した村の小学校からはHIV/AIDSが理由で父兄の反対に遭い、追い出されたという辛い経験もあります。しかし時間と共に村の人たちもHIV/AIDSのことをきちんと理解してくれる人が増え、ホーム内に図書館を寄付で建てて頂いて以降、本を借りに来る村の子どもたちとの交流が始まりました。親もバーンロムサイへ行くなら安心とまでになった昨今のことは、設立当初から考えると夢のようなことなのだと思います。
 
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 ミャンマーから命からがら逃げて来たタイヤイ族(シャン族)の子ども、食べるのがやっとの貧しい家の子どもたちがこの村にはたくさん居るのです。色々なアクティビティーの機会のあるバーンロムサイの子どもたち、その機会を村の子どもたちにも・・というプロジェクトが立ち上がりました。サッカーをただするのではなく、基礎から段階を踏んできちんと学んだり、近所の国立公園へ3泊4日のキャンプに行きゴミのことや植物を大切にすることなど環境のことを学んだり。先日は大人も一緒のスポーツ大会を村でやり大盛り上がりでした。
 
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thai25-04.jpg またこの夏休みに、ナットは母方の年老いた祖父母に会いに、ブリラム県の家へ20時間以上もかけてバスに乗って迎えに来てくれた叔母と共に行きました。あまりにも立派な青年となったナットのことが最初皆分からなかったそうです。昔住んでいた家も見て来たようですが、全然記憶には残っていないと言っていました。帰りはバンコクまでバスで行き、念願の夜行列車に乗ってチェンマイまで戻って来て、ちょっと遠いけれど、また訪ねてゆきたいと嬉しそうに話していたナット。もうすぐ18歳。子どもたちが心身ともに大人になってゆく過程を見ることは色々な問題もたくさん起こりますが、やはり私たちにとって何よりも嬉しいことだと実感しています。
 
 
 
thai25-05.jpg もう一人、ベンが今母親や祖母や兄たちと一緒に過ごしています。彼の記憶の中では母と会うのは今回が初めて。当初ソンクラーン前に帰って来る予定でしたが、学校が始まるまで一緒に過ごしたいと母や祖母たちが言い、ギリギリまでウタラディット県に居ることになりました。母は新しい恋人も居たり、祖母も孫を二人面倒見ていたりと、それぞれの事情を考えるとそう簡単に一緒には暮らせないとは思いますが、お休みのたびに会い、様子を見ていつか一緒に暮らせればいいな・・と思います。
 
 
 
 
 
 普段は全員幼稚園や学校に行っているので、平日の日中は静まり返っているホームですが、今は毎日朝から賑やかです。こんなに暑いのに、走り回る子どもたちを見ていると、私たちよりずっと元気!そして5月からは13名の子どもたちが新小学1年生、新中学1年生、新高校(専門学校)1年生、新大学1年生となるため、4月後半はいつもの夏休みよりも学校の準備で忙しくなるでしょう。
 
 小さなことは色々と毎日起こりますが、大きな怪我や病気をせずに、30名みんなが元気に新学期を迎えて欲しいです。
 
バーンロムサイ スタッフ
麻生 賀津子
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