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バーンロムサイからの便り

Vol.22 チェンマイから北へ2009/06/03

なかなかホームから離れることの出来ない昨今、子どもたちの夏休みのホームステイ先チェンライ県のメージャンという街を訪ねることも兼ね、久しぶりにチェンマイから北へ向かいました。

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山道や小さな街をいくつも越え車で3時間、13世紀タイ北部で隆盛を誇ったラーンナー・タイ王国の首都であったチェンライ市街を越え、そこからさらにメーサロン(美斬樂)という山岳民族と中国人が暮らす山中の村へ足を延ばしてみました。
1949年第二次大戦後、中国共産党軍に敗北した国民党軍の一部が逃れて辿り着いたのがこの村。

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今ではタイ国籍を持つ中国人たちが自国の文化も大切に残しながら静かに平和に暮らし、建物にも中国の様式を取り込んでいて、中国の田舎の村に迷い込んだよ うな錯覚におちいる不思議なところです。整備された山道、お茶畑や果樹が整然と広がり、アカ族やヤオ族の小さな村が山中に点在し、なんとも気持ちの良いと ころでした。
それぞれの民族衣装を身につけて文化を大切に守って暮らす少数民族がまだまだたくさんこの地域にはいるのです。12月中旬から1月にかけては桜が咲きタイ人が大挙して観光に訪れるそう。次回は是非その時期に行きたいと思います。

 

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メコン川の支流、コック川沿いのリス族の村の中にあるゲストハウスに泊まり、翌朝から子どもたちの居るメージャンの村へ。田畑が広がり、お世話になってい る家の殆どが鶏、アヒル、豚を飼い、小さな畑と果物の木があり、そして共同で使う川を皆で大事に守り、魚やエビや貝や蟹を捕る、殆どの家が自給自足に近い 生活をしている北タイの普通の田舎の村。

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家畜の餌もすべて手作り。朝早く起き、働いて、夕方になると自転車を借りて外に遊びに行き、ご飯を食べて寝る・・という、田舎の普通の暮らしをホームステ イ中子どもたちは満喫していました。何よりも小さな家族での暮らしは、本当の親子のような関係を築き、ホームの団体生活だけでは補えない大切な生活の知恵 や常識を知る上でとても良いホームステイとなりました。

 

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さて私たちが訪れた時、田んぼで泥だらけになってタンとヌンが捕ったカニ、貝、魚を使って、交替で滞在しているタイ人スタッフが美味しいお昼ご飯を作って くれました。カニ爪の塩ゆでは美味!またある家では、小さく刻んだココナッツ、生姜、干し海老、胡瓜に紫玉ねぎ、唐辛子、ライム、ピーナッツなどをチャ プーという葉に包んで甘辛酸っぱいタレと一緒に食べる「ミアン カム」をご馳走になりました。ちょっとしたお客様へのおもてなしに良く出すそうです。これ はタイのレストランでも食べることができますが、今回の「ミアン カム家庭の味版」は何個食べたか記憶にないくらい美味しくいただきました。

  

 

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この村はビニール袋など殆どゴミが出ないそうです。ビニール袋の代わりにバナナの葉を使い、残飯は肥料となり洗剤も自然のものから手作り。子どもたちの滞 在している家々をまわりながら野菜などを摘み(いちおう断って)、殆どの食材がそれで十分間に合うとタイ人スタッフたちも喜んでいました。みんなで協力し ながら決して贅沢ではないけれど、本当の意味で豊かな暮らしをしているのだと思います。

 

 

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その後話しは急展開し、今、ポンとゴイの2名がメージャンの村に住んでいます。新しい学校にも慣れて来たと聞きました。HIV POSITIVEというこ ともすべて受け入れ、子どもたちの自立のために手を差し伸べてくれるこの村の人たちの優しさには本当に感謝しています。そしてポンとゴイに会いに行くため に、チェンマイから北へ行く機会がこれから増えそうで、ちょっと楽しみです!

 

2009/06/03
バーンロムサイ スタッフ 麻生賀津子

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