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バーンロムサイからの便り

Vol.20 タイのビールあれこれ2009/03/24

こんにちは。ボランティアスタッフの小宮です。

日本は春。花粉症の方にはすっかり辛い季節になってしまったようですが、実は僕も花粉症持ちの一人。日本にいる頃はだいぶつらい目に遭わされてきました。 花粉症にお悩みの方には気の毒ですが、この時期、日本の花粉から逃れることができ、とても得した気分です。それに加え、僕は冬の寒さが大の苦手。ここタイ には花粉も、日本のような寒さもない・・・もうそれだけで、僕にとって、それはそれは幸せなことです。そしてタイで生活していて幸せに思うことがもうひと つ、それはビールが1年中うまいこと!毎日が夏休みのようなタイの気候。風呂上りにぐいっといくもよし、屋台でタイ料理を肴に、夜風に吹かれながらちびち びいくもよし、そして休日には昼間からいくもよしと、とにかくビール好きにはたまらない国です。僕たち日本人には慣れ親しんだ日本のビールもいいのです が、せっかくタイにいるのだからタイの純国産ビールも気になるところ。というわけで今回はタイのビールについてご紹介したいと思います。

 

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タイ生まれのビールブランドは大きくわけて2つ。「シンハー(SINGHA)」と「チャーン(CHANG)」という名前で、この両者がシェア獲得にしのぎ を削っています。まずはシンハー。獅子のマークが目印のこのビールは、日本人の口にもよく合うようで、「マイ・ベスト・タイビール」に選ぶ日本人が後を絶 ちません。確かにクセがなく、飲みやすい味です。日本から家族や友人がタイに遊びに来た時は、僕もまずこのシンハービールを勧めています。お値段は他の ビールに比べると少し高めということもあってか、タイの人たちには「ちょっと高級なビール」というイメージがあるようです。そのためどちらかというと、日 本人をはじめ、外国人により人気があるような気がします。タイビールの老舗ブランドのシンハー、堂々たる獅子のパッケージにふさわしく、不動のブランドイ メージを築いています。ちなみにタイの人たちは「シンハー」とは呼ばず、「ビア・スィン」と呼びます。

 

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一方のチャーンは、タイのビールらしくトレードマークは象。パッケージからもすでに、メイド・イン・タイランドの雰囲気が漂います。チャーンは比較的まだ 新しいブランドで、シンハーに対抗すべく生まれました。老舗のシンハーに対して、チャーンは新進気鋭といったところでしょうか。「安さとアルコール度数の 高さ」という売りのもと、上述のシンハーよりも安い価格設定と高いアルコール度数(シンハーは5%、チャーンは6.4%)が特徴。タイの人たちの間ではこ れが「安く酔える」と受けたようで、現在ではタイの国民的ビールになっている感があります。日本のビールのように「水や原料、製法にこだわって・・・」 と、多少値が張ってもそのプレミアム感が受け入れられるのとは、ちょっと違うところです。お味の方はというと、苦味とアルコールの強さが際立ち、日本人の 間では評価が分かれるところ。シンハーのように、万人受けする味わいではないかもしれません。僕も以前はシンハーばかりを好んで飲んでいたのですが、ここ バーンロムサイでタイ人スタッフを交えて飲むようになってからは、彼らの嗜好に合わせ、チャーンを口にする機会が格段に増えました。

 

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その他、シンハー系列の格安ラインナップである「リオ(LEO)」は、チャーンのシェア拡大に対抗すべく生み出されたビールといわれています。兄貴分であ るシンハーが獅子のマークなのに対し、弟分のリオは豹。工場や工事現場などの、肉体労働者に好んで選ばれるビール、というイメージが強いです。また、 チャーン系列でも、アルコール度数低めの「チャーン・ライト」や、「生」とうたっている「チャーン・ドラフト」など、さまざまなバリエーションがあり、日 本のビール市場ほどではありませんが、タイのビールも突き詰めてみると、ここでは紹介しきれないほどたくさんあります。

 

さて、ここタイでも日本と同じように酒類に関する法律があります。その中でも興味深いものをいくつか挙げてみると、まず、酒類販売時間の制限があります。 これは「11:00~14:00、17:00~24:00以外の時間帯に酒類を販売してはならない」というもの。しかし、無理が通れば道理が引っ込みやす いのがタイランド。コンビニやスーパーの場合、レジにその販売記録が残ってしまうようで、たとえ1分であろうと時間外である場合、絶対に売ってくれません が、個人商店などでは時間外でも問題なく購入できてしまいます。このほか、酒類販売禁止日というのがあり、具体的には仏教関係の祝日、そして選挙の前日と 当日です。選挙に関連して販売が禁止されるのは、二日酔いによる投票率の低下を防ぐため、というなんともこの国らしい法律です。

 

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タイのビールに関すること、あれこれとご紹介しましたが、実は今も、部屋の窓を全開にして夜の風に当たりつつ、缶ビールを片手にこうしてこのコラムを書い ています。毎日暑いタイだからこそ、ビールのうまさも一層引き立つというもの。皆さんもタイに来たら、タイビールの飲み比べをしてみてはいかがでしょう か。そしてタイのビールにはやっぱりタイ料理、ということで、できれば屋台でタイの風情を感じながら味わってもらいたいです。観光や買い物だけでは見つけ られない、新しいタイの楽しみ方にきっと巡り会えることと思います。

 

2009/03
ボランティアスタッフ 小宮

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