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バーンロムサイからの便り

Vol.08 バーンロムサイのものづくり2007/09/10

バーンロムサイが開園してから約8年。

 

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2001年に初めて私がバーンロムサイに来た頃、まだ幼児組だった子ども達が言葉を発し、もうすっかり小学生となっ てしまいました。子ども達の成長と共にバーンロムサイも徐々に変化しています。進歩しているお薬のおかげで子ども達は日々元気に暮らしています。 “AIDSによって死なないように”から“HIVと共にどうやって生きていくか”と変化してきたような気がします。そしてそれに伴い、バーンロムサイも寄 付だけに頼るのではなく、自立をしていこうと変化しています。 

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自立へのきっかけは、子ども達が寄付だけに頼っているとお金はいつでも与えられるものと思ってしまうこと、普通の家庭のように親が働く姿を見て育ってほし いこと、そして寄付は毎年安定した収入が保てないため、学費や食費などの生活基盤のお金を安定して確保できないこと、そして子ども達がHIVを持つがため に将来好きな職業につけない可能性があることなどから、家業としてものづくりをスタートさせました。

 

 

 

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バーンロムサイのものづくりは、約5年前に草木染めからスタートしました。はじめは、ホーム内にあるマンゴーやライチの木の葉っぱなどでエプロンなどを染 めて販売をしました。そして現在は、村出身の縫製のおばさんたち中心に衣類、インテリア雑貨などを中心としたものづくりをしています。現在まだ子ども達は 小さいのでミシンを使って縫製はできませんが、気が向いた時に糸と針を使って縫ったり自分のアクセサリーを作ったりしています。子ども達がたまに縫製場に 遊びに来て、親が仕事をしている姿や空気を、そしてものづくりの楽しさを、30人のうち誰か一人でも感じてくれることを願います。

 

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ま た、バーンロムサイのものづくりは、縫製場のおばさんたちだけでなく、色々な人たちに支えられています。職業差別がまだ絶えないHIVの感染者たちへの 支援としてバーンロムサイのマスコットくまの縫製をHIV感染女性たちにお願いをしたり、少数民族のカレン族に草木染めや腰織りをお願いしたり、バーンロ ムサイから南西に100キロ以上離れた織りの村メーチェムでバーンロムサイの手織り布を作ってもらったり、皆と共にものづくりをしています。

 

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バーンロムサイを囲む人々の努力によって出来上がった商品は、現在、展覧会や卸し、そして鎌倉の小さなショップで 販売できるまで育ってきました。バーンロムサイのものづくりから生まれた商品の中で、お客様が気に入って下さったものをご購入いただき、買った商品の代金 が、結果としてHIVの感染孤児の寄付につながっていたのだと後で感じてくれるようなものづくりを目指しています。もちろん寄付だけに頼らずに、子ども達 30人が生活できる基盤が出来るまでにはまだまだ安定はしておらず試行錯誤の日々が続いていますが、いつか子ども達の何人かがこの家業であるものづくりに 興味を持ち引き継いでくれたらいいなと思います。

 

 

バーンロムサイ鎌倉ショップへ是非お立ち寄りください。
営業時間 11:00~18:00(定休日:火曜)
〒248-0013 神奈川県鎌倉市由比ガ浜10-3
TEL&FAX:0467-23-6613

 

2007/9/10 バーンロムサイスタッフ 馬場容子

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